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2017年05月10日

水稲管理について

2017年5月

■当面の水稲管理
(1)水稲の生育を左右する水管理
○水稲にとって水管理とは「保温効果」「雑草の抑制」「養分の供給」などの生育や収量に影響を与える重要な役割があります。

○特に田植え後から幼穂形成期までは、水稲の生長点が土の中にあり、「地温」と「水温」から影響を受けやすいので生育初期は細やかな水管理が必要です。


(2)分げつを確保する水管理
○穂をつける茎数は田植え後30〜40日間でほぼ決まります。早めの分げつは大きな穂になりますが、遅れて出る分げつは無効分げつになるか小さな穂しかつきません。

○分げつを促進させる水管理
‥朕△直後、早く活着させるために水は切らせません。
⇒想的には「昼間は浅水・夜間は深水」が稲の生育に適した水管理です。
  夜間に水を切らすと生育が遅 れます。
出来るだけ短時間に多量の水をかん水することが望ましい
 (少しずつ長時間のかん水は水口の成育遅延を招く)

○何故、無効分げつ・過繁茂が良くないのか?
・過剰な分げつや過繁茂は、受光態勢を悪くし、下葉枯れを進めて根の活力を低下させ、耐倒伏性を弱めてしまいます。
・過剰分げつを抑え受光態勢を保つことは、生育後半(出穂後の登熟期)に向けて根の生育を健全に保つため重要なことです。


■除草剤の効果を確実にするために
(1)散布時期を守る
・昨年の秋に配布した肥料・農薬注文書(冊子)にある雑草防除基準表を参考にして下さい。
・散布しようとする除草剤が、初期剤なのか初中期一発剤なのかなど、薬剤による散布時期を確認して下さい。

(2)除草剤は散布後、成分が水に溶けて拡散し、水田の土壌表面に皮膜を作って雑草を抑えるようになるのに約7日かかります。
最低7日間は水位を下げないように水管理が必要です。