HOME > 営農情報 > 営農メモ > 家庭菜園アドバイス: 種の効果的な保存方法と種まき

営農情報

営農メモ

■2018年02月08日 家庭菜園アドバイス: 種の効果的な保存方法と種まき []

2018年1月

家庭菜園等で野菜作りをすると、タネが使い切れずに余ることが多いと思います。
タネには寿命があり、保存環境や時間の経過によって発芽率は悪くなります。
タネを上手く発芽させるには温度・水・空気・光が関係します。
特に温度と水で発芽は大きく左右されます。タネをよく知り、春からの種まきにそなえましょう。


■タネの寿命
野菜類のタネは2年程度発芽力を保ちます。
保存方法が適切なら長いもので5年程度使える品目もあります。
しかし、寿命の短い品目は、購入した年以降は極端に発芽率が落ちるタネもあります。
このため、購入した年にすべて使い切るのが理想です。


■野菜の種類による寿命の違い
長い・・・ナス・トマト・スイカ
やや長い・・・ハクサイ・ダイコン・カブ・キュウリ・カボチャ
やや短い・・・レタス・ホウレンソウ・ゴボウ・エンドウ・トウガラシ
短い・・・ネギ・タマネギ・ミツバ・ニンジン・ラッカセイ


■タネの保存方法
タネは乾燥した状態で紙袋に入れ、お茶や海苔などの缶に乾燥剤(シリカゲルなど)と共に入れて、外気が入らないようにテープで密閉します。
直射日光を避け、湿気がなく温度変化の少ない室内や、冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。


■タネの発芽不良等の原因
新しく購入したタネやきちんと保管してあったタネでも、種まきの条件によっては発芽が悪かったり、揃わなかったりする場合があります。


原因としては次の4つが考えられます。
_硬戮不足している(冬季〜春季)、温度が高すぎる(夏季)。
⊃緤のムラがある。
(少ないとタネが吸水出来ず発芽出来ない。水分が多すぎるとタネが酸欠状態になり芽が出ない)
Jづ擇厚すぎる(芽が出るまでに時間がかかり、水分の影響を受けやすい)。
すジ性種子(発芽に光が必要な種子)に厚く土をかけた場合。
(ニンジン・シュンギクなど好光性種子は光があった方が、発芽が促進されます)


■時期別の種まき注意点

【春まきの場合】
早いと地温不足で発芽しなかったり、発芽までの時間がかかったり、発芽にムラがでる場合があります。
特にスイートコーンなど発芽に20〜30℃の高温が必要な作物は、加温資材や保温資材を利用して、温度を高めることが必要です。


【夏秋まきの場合】
高温期に種まきすることが多く、高温や乾燥で枯死する場合があります。
特に一旦タネが給水し、発芽を始めたころに乾燥、水切れを起こすとそのまま枯れてしまいます。
発芽が揃うまで日よけや水管理には充分に気をつけてください。

<前の記事へ | 次の記事へ>