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■2020年02月06日 家庭菜園アドバイス:連作障害について []

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品種別早見表
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2020年1月

今回は連作障害について触れようと思います。
このコーナーでも何回か紹介されているテーマですがもう一度おさらいしてみましょう。


■連作障害とは
同じ作物を同じ畑で作り続けること(連作)で起きる生育障害のことを言います。
また同じ作物でなくても同じ科の作物の連作でも多々発生します。
この症状は病気が発生したり生育が悪くなったり収量が落ちたりと様々です。

大きな要因として下記のものが挙げられます。
]∈遒砲茲衂袖い慮彊となる菌類や線虫が増える。
一部の植物は根から他の植物の生育を抑える物質(アレロパシー物質)を分泌しており、これが土に残っていることで生育に障害が出る。
E攵軛罎瞭団蠅糧醂訴が多く消費されることで土壌のバランスが崩れるため。


■対策について
(1)連作を避ける
畑を休めたり輪作することで連作障害を避ける対策です。
単純でかつ確実な対策ですが、輪作については同じ科の作物同士で行っても意味がないため計画的な作付が必要です。
別表「品種別早見表」を参考にしてください。 (例 1年目ナス→2年目トマト×)

(2)堆肥を利用した土づくり
堆肥を畑に入れることで期待できる効果はいくつもありますが、その中に連作障害に効果が期待できることがあります。
それは作物に消費された養分を供給するということと土壌中の微生物の種類と数を増やす働きがある点です。
微生物が増えることで病気の原因の菌を抑えることやアレロパシー物質の分解が期待できます。

(3)接ぎ木苗の利用
病気に強い接ぎ木苗を利用することで連作障害を回避します。
接ぎ木苗を利用する場合は台木部分より上に土が被さらない深さで植えましょう。
穂木部分まで埋まるほど深植えすると穂木部分から病気にかかることがあります。

(4)土壌消毒
薬剤を散布するなどして土壌中の病原菌を減らします。
病原菌以外の土壌中の微生物も殺してしまうので堆肥を入れるなどの対策と併用しないとその年は良くても翌年以降かえって病気が増えてしまうこともありますので注意が必要です。
これらの対策一つだけでも効果はありますが、対策を組み合わせることでより高い効果が期待できます。

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