【家庭菜園アドバイス】シュンギクの栽培について

 今回は鍋ものにはかかせないシュンギクの栽培について紹介します。
シュンギクはカルシウム、リン、鉄、カリウムやビタミンC、B1、B2が多く含まれ、食物繊維が豊富です。栄養価も非常に高い上、サラダやおひたしなど幅広く使える便利な葉物野菜です。一度作ってみるとやみつきになること間違いなしです!
 ※今回は春まきの「抜き取り収穫型」パターンを紹介します。

1、畑作り(図1)
 種まきの2週間前に苦土石灰を1㎡当たり150gまいて耕起します。1週間前に化成肥料BBN552号を100gまきます。床幅60㎝程度の畝を立てます。

2、種まき(図2)
 まく時期は5~6月上旬が望ましいです。あまり遅くなるとトウ立ちしてしまうため注意が必要です。早くにまく場合は不織布などべたがけしてもよいでしょう。
 畝の上に溝を4つ作り、溝と溝の間隔は15㎝とします。
 スジに1㎝間隔で種を落としていき、わずかに種が見えるくらい薄く覆土し軽く押さえます。種が移動しないよう静かに水をあげます。

👉 種まき前に一晩水に浸しておいたり、種まき後に切りワラなどをかけたり、発芽まで乾燥させないことがポイントです。

3、間引き・追肥(図3)
 本葉1~2枚の時に株間1㎝から2~3㎝になるよう間引きます。
 本葉4~5枚の時に株間5~6㎝になるように間引きます。このタイミングで追肥と土寄せを行います。

4、収穫(図4)
 草丈が20~25㎝程度育ってきたら、株ごと抜き取るか、枝元から刈り取って収穫します。

◎病虫害について
 病虫害は少ないですが、アブラムシやアザミウマに気をつけましょう。

【参考資料・図】
・サカタのタネ「園芸通信・失敗しない栽培レッスン」
・JA新聞連「JA広報通信・あなたもチャレンジ!家庭菜園」

ご相談・お問い合わせ:農業生活部 農事園芸課 ☎(0264)22-2627
           農事園芸課 鈴木 航