花きの盆前出荷が本格化

 JA木曽花卉生産部会は7月中旬、8月の需要期へ向けた小菊とコウヤマキの品目ごとの出荷目ぞろい会を開催しました。また、花束やフラワーアレンジメントの花材として需要がある切り枝花木のヒペリカムの出荷目ぞろい会も開催しました。
 小菊の目ぞろい会は木曽郡大桑村の小菊生産者の畑で行い、11人が参加しました。2年前に新規品目として取り組み始めたばかりで初心者も多いことから、JA全農長野花きグループ・北沢 高則監理役の指導の下、講習会として収穫のタイミング(切り前)から箱詰めまでの方法などを学びながら一連の出荷作業について確認しました。

 コウヤマキとヒペリカムの目ぞろい会は南木曽町のJA南木曽支所でそれぞれ開催し、JA営農技術員が出荷に向けての注意点を説明しました。
 各目ぞろい会も参加者は収穫や規格、荷造り、箱詰めなど、出荷に向けての一連の作業について確認しました。
 小菊について北沢監理役は「切り前は色がわかる程度の、蕾が固めのものを切る」という収穫時期の見極めや収穫後の水揚げ作業のポイントなどを説明し、見た目も良くすることの大切さも促しました。
 JAの花卉専門担当の狩戸公彦技術員は「これから暑くなる中、健康に留意しながら、時期に遅れないように一束でも多く出荷してほしい」と呼びかけました。