家庭菜園アドバイス:畑の片付けと秋の土づくり

 みなさん今年の野菜作りはどうでしょうか?うまく作れたでしょうか。
ナス、トマトなど夏野菜がひと段落した頃かと思いますが、今回は畑の片付けと秋の土づくりについて紹介したいと思います。

1.なぜ片付けが必要なのか
野菜など育てていると、必ずと言っていいほど病気にかかったり虫に食べられたりします。そんな収穫を終えた残渣をそのままにしておくと、特に病気に弱いきゅうりやナスは菌が増殖し、来年も同じ病気にかかったり、場合によってはお隣の畑まで菌が飛んでいくことも考えられます。畑を清潔にしておくことを意識しましょう。
2.片付ける時のポイント
1)収穫を終えた残渣は次回作付けの予定がある場所からなるべく遠くに置くようにし、畑の外に持ち出すことができればなお良いでしょう。しばらく積んでおくと腐敗していきますが、畑にすきこむのはおすすめしません。
2)マルチにも菌が付着していることがあるため、毎年替えることをおすすめします。マルチを剥ぐときは無理に引っ張ると破れてしまうため、雑草や土がひっかかる場合は一度きれいにしてから少しづつ剥ぎましょう。剥いだマルチは年に1度行っている廃プラ回収の際にお持ちください。
3)使用した支柱はまっすぐ引き抜き、軽く水で洗浄しましょう。来年も使えるか点検し、使えるようだったらしまいましょう。
3.片付け後の土づくり
片付けが終わりましたら、秋野菜を作る方は土づくりをしましょう。
堆肥があれば望ましいですが、なくても構いません。秋野菜(ダイコン、かぶなど)生育日数が短いため、秋野菜専用のBBN552号という肥料がおすすめです。
ダイコン、かぶであれば1a(10m×10m)に10㎏程度の施肥で良いでしょう。

                ~主要なBB肥料の紹介~

BB089号
主に春に作付ける野菜に使用し、肥料が少しずつ溶け出して長く効く。

BBN552号
主に秋に作付ける野菜に使用し、比較的即効性で短期間の作物に良い。

BB372SN
主に田んぼ用の肥料ですが、余れば畑に使用しても良い。

ご相談・お問い合わせ
農業生活部 農事園芸課 (0264)23-3310
農事園芸課 鈴木 航