【家庭菜園アドバイス】有機質資材とその効果について

野菜づくりの成功のポイントは良い土づくりにありますが、そのための第一条件は、畑に地力をつけることです。
このときに大切なのが堆肥=有機質資材です。
有機質資材についてはどれだけの種類があるかご存知でしょうか。
今回は有機質資材の効果とその一部について紹介します。

■有機質資材とは
有機質資材は土壌の通気性、透水性などの物理性改善に加えて、肥料成分やまたは保持する力の保肥力の改善、微生物を多様化させるといった土壌改良の基本資材となります。
一般に有機質資材と呼ばれるのは①粗大有機物 ②堆肥 ③有機質肥料 ④緑肥があります。
緑肥は栽培後に細かくすき込んで利用されるものです。

■有機質資材の種類と効果
それぞれの特徴は左図の通りです。
よく使われる堆肥はその種類によって重点的な効果が変わっていきます。
牛ふんではカリウムがやや高く、分解は遅いです。
鶏ふんではリン酸が高く、効き目も早いため化成肥料のような使い方ができます。
特徴をとらえて様々な有機質資材を利用することで収量の増加、品質の向上につながっていきます。