【家庭菜園アドバイス】~トマトの育て方~

■畑の準備
植え付け2週間位前に1㎡当り堆肥2kg、苦土石灰100gを施し良く耕しておきます。
植え付け前に化成肥料100gを施し、幅60cm程のうねを立てます。
うねの高さは15cm位にします。排水の悪い場所はもう少し高くします。
マルチを張ることで、雑草や泥ハネを防ぎ病気にかかりにくくなり、地温の確保にも役立ちます。

■定植
最初の花が咲いた頃が植え付けの適期になります。
植え付けの際は地温が確保できてから(15℃以上)行って下さい。
株間は40~50cm位とし、根鉢をくずさないように注意が必要です。
最初に咲いている花を通路側に向けると収穫が楽になります。
定植後は灌水して下さい。ポットに灌水しておくと定植の際に根鉢が崩れにくくなります。

■定植後の管理
①支柱立て:草丈が30cm位になったら、通路の反対側に支柱を立て中心の茎を支柱に結びつけます。茎は成長に伴い太くなるため、ひもは数回ねじって少しゆとりをもって結んでおいてください。花のすぐ下は誘引しないようにしてください。その後は20cm位の間隔で結ぶと良いです。
②雨除け:病気の予防、果実の裂果を予防するのに雨よけを行うと理想的です。
③わき芽かき:葉の付け根から発生するわき芽は全て取り除きます。
④摘心:自分の手の届く高さ(4~6段目)くらいまでを目安に収穫しますので、そこから葉を2~3枚残して摘心します。花房当たり3~6果に制限すると果実の太りが良くなったり、美味しい果実になる効果が期待できます。
ピンポン玉位の頃に形の悪いもの、色づきの悪いものを取り除くと良いです。

■追肥
一番下の花房の果実がピンポン玉位の大きさになった頃が目安になります。その後は、下から3番目の第三花房についた実が大きくなった頃が2回目の目安です。3回目以降は生育を見ながら20日おき位に追肥します。
与えすぎると実つきが悪くなります。

■収穫
ヘタの部分まで十分赤くなったら収穫できます。

〈参考資料・図〉㈱トーホク ビギナーマニュアル「トマト」
        http://www.tohokuseed.co.jp/beginners/tomato.html

ご相談・お問合せ:農業生活部 農事園芸課 ☎(0264)22-2128 
         農事園芸課 巣山 孝治