【家庭菜園アドバイス】冬に出荷できる花木類の紹介

 11月になると農作業も落ち着いた頃かと思います。今回は冬に市場出荷できる花木を紹介いたしますのでチャレンジしてはいかがでしょうか。

◆南天
 木曽でもお馴染みの花木です。
 お正月の商材として12月中が需要期となります。木曽管内では南木曽町より出荷をしており高い評価をもらっています。
 栽培も容易であまり手間もかかりませんが夏場の雨が多いと結実不良をおこしやすいです。また定植から収穫まで3~5年必要とします。

◆サンゴミズキ・黄金ミズキ
 こちらもお正月の商材として使われている花木です。
 晩秋、落葉する頃に枝が赤(サンゴミズキ)、黄色(黄金ミズキ)に色付いた頃が出荷時期です。定植から出荷するまで3~5年程度必要としますが、あまり手をかけず栽培することができます。また挿し木で株を増やすことも可能です。

サンゴミズキ
黄金ミズキ

◆啓翁桜
 4年前より大桑村で生産を開始し、今年の2月に初出荷をしました。
 小輪一重咲きの品種でお正月や卒入園式の装飾や花束など冬のイベントに使用します。そのため、1ヶ月くらい温室で加温し人工的に開花させて出荷いたします。
 現在大桑村にて4名で生産しており、来年は日義地区で1名、大桑村で1名新たに生産を開始する予定です。
 温室の温度管理が難しいですが確実な需要が見込まれる品目です。

ご相談・お問い合わせ:農業生活部 農事園芸課 (0264)22-2647
           農事園芸課 狩戸 公彦